これまで自作のボートレースAIでは、
データを集めて予想を出す仕組みを作ってきました。
ただ、実際に使い続けることを考えると、
もう一つ大きな課題がありました。
AIを毎日、自動で動かす仕組みです。
今回は、予想ロジックそのものではなく、
AIを決めた時間に動かす仕組み作りについて紹介します。
AI予想は「作れば終わり」ではなかった
AIが予想できるようになったとしても、
毎回パソコンの前で手動実行していたら大変です。
ボートレースは毎日開催されています。
そのたびに、
- 開催予定を確認する
- 必要なデータを取得する
- AIを動かす
- 予想を保存する
という作業が必要になります。
趣味として数回試すだけなら、
手動でも問題ありません。
でも、長期間検証するなら話は別です。
同じ条件で、毎日きちんと動かせる仕組みが必要です。
そこで現在、AI予想そのものと並行して、
自動運用の仕組みを作っています。
まずは毎朝6時30分にAIを動かす
最初に自動化したのは、
その日のレース予定を取得する処理です。
現在はMacを使い、
毎朝6時30分になると自動で処理が始まります。
人がボタンを押す必要はありません。
処理が始まると、
その日に開催されるレースの予定を確認します。
全国24場の予定を自動で取得
ボートレース場は全国に24場あります。
現在の仕組みでは、毎朝その24場について
レース予定を自動で確認しています。
取得するのは、予想結果ではありません。
まずは、
「今日はどこで、何レース行われるのか」
を把握するためのデータです。
この予定情報があることで、
その後のAI予想を動かす時間も決めやすくなります。
実際に自動起動するところまで確認できた
仕組みを作るだけではなく、
実際に決めた時間に起動するかも確認しました。
8月13日の朝は、
6時30分に自動で起動し、全国24場の予定取得まで正常に完了しました。
24場すべて取得でき、
途中の通信エラーもありませんでした。
まずは、
「人が操作しなくても朝の処理が動く」
ところまで確認できたことになります。
AI予想と「AIを運用する仕組み」は別だった
AI開発を始めたころは、
「予想ロジックを作れば、あとは動かせばいい」
くらいに考えていました。
でも実際に毎日動かそうとすると、
予想とは別の問題がたくさん出てきます。
たとえば、
- 決めた時間に起動できるか
- パソコンが止まっていないか
- データを正しく取得できたか
- 同じ処理が二重に動いていないか
- 途中で失敗した場合にどうするか
といった部分です。
予想を作るAIと、それを安全に運用する仕組みは別物でした。
ここは実際に自動化を始めて、
かなり実感したところです。
なぜそこまで時間にこだわるのか
ボートレースAIの検証では、
予想が当たったかどうかだけを見ていません。
特に重視しているのが、
「いつ予想したのか」
です。
レース結果が分かったあとに予想を作れば、
正しい検証にはなりません。
そのため、このAIでは
決めた時間に予想できなかったレースについて、
後から予想を作らないようにしています。
結果だけを見ると少しもったいなく感じます。
しかし長期間AIを検証するなら、
このルールは守る必要があると考えています。
自動化はまだ途中
今回できたのは、
自動運用の土台となる部分です。
現在は、
- 毎朝決めた時間に自動起動
- 全国24場の予定を取得
- その日のレースを処理するための準備
というところまで進んでいます。
この先は、実際のレース時間に合わせて
必要な情報を取得し、AI予想を出すところまで
つなげていく予定です。
ところが、簡単にはいかなかった
ここまで読むと、
「自動化できたなら、あとは順調なのでは?」
と思うかもしれません。
実際には、そう簡単ではありませんでした。
自動で動かそうとすると、
動くはずの処理が動かない。
パソコンの状態によって実行されない。
ほんの数秒の遅れで予想できない。
といった問題も起きました。
そして、予想できなかったレースについては、
結果を見たあとから予想を作ることもしませんでした。
失敗もそのまま開発記録として残しています。
まとめ
今回、ボートレースAIでは
予想そのものとは別に、
「AIを毎日、自動で動かす仕組み」
を作り始めました。
まずは毎朝6時30分に自動起動し、
全国24場のレース予定を取得するところまで確認できています。
AIの精度を上げることも大切です。
ただ、長期間きちんと検証するには、
毎日同じ条件で動かせる環境も必要です。
少し地味な部分ですが、
AIを実際に育てていくうえでは大事な作業だと感じています。
自動化したからといって、簡単にはいきませんでした。
次回は、実際に起きた失敗と、
その原因を紹介します。
次回は、自動予想が動かない…ボートレースAI開発で実際に起きた3つの失敗を紹介します。


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