3連単は1着から3着までを着順どおりに当てる舟券、3連複は3着以内に入る3艇を着順に関係なく当てる舟券です。
どちらも1着から3着までに入る3艇を予想する舟券ですが、着順まで当てる必要があるかどうかが大きな違いです。
3連単は、1着、2着、3着を着順どおりに当てます。
3連複は、1着から3着までに入る3艇を、着順に関係なく当てます。
選んだ3艇が同じでも、実際の着順によって3連単は外れ、3連複は的中する場合があります。
この記事では、ボートレースを始めたばかりの方に向けて、3連単と3連複の違い、買い目の見方、購入点数や配当の考え方を具体例を使って解説します。
舟券とは何か
舟券は、ボートレースの着順などを予想して購入する投票券です。
ボートレースの舟券には、次の7種類があります。
- 単勝
- 複勝
- 2連単
- 2連複
- 3連単
- 3連複
- 拡連複
舟券の種類によって、何着まで予想するのか、着順どおりに当てる必要があるのかが異なります。
3連単と3連複は、どちらも1着から3着までに入る3艇を予想する舟券です。
ただし、3連単では着順が重要になり、3連複では3艇の組み合わせが重要になります。
3連単とは
3連単は、1着、2着、3着の艇を着順どおりに当てる舟券です。
例えば、次の買い目を購入したとします。
3連単 1-2-3
この場合の予想は、次のとおりです。
- 1着は1号艇
- 2着は2号艇
- 3着は3号艇
実際の結果が「1着1号艇、2着2号艇、3着3号艇」なら的中です。
しかし、同じ3艇が上位に入っても、結果が「1着1号艇、2着3号艇、3着2号艇」だった場合は外れます。
3連単では、選んだ3艇だけでなく、その並び順まで一致する必要があるからです。
同じ3艇でも6通りある
1号艇、2号艇、3号艇の3艇を選んだ場合、3連単の並び方は次の6通りです。
- 1-2-3
- 1-3-2
- 2-1-3
- 2-3-1
- 3-1-2
- 3-2-1
このうち、実際の着順と同じ買い目だけが的中します。
ボートレースは6艇で行われるため、3連単の全組み合わせは120通りです。
着順まで正確に予想する必要があるため、3連複よりも当てるのが難しくなる傾向があります。
一方で、難しい分、3連複より高い配当になる場合があります。
3連複とは
3連複は、1着から3着までに入る3艇を、着順に関係なく当てる舟券です。
例えば、次の買い目を購入したとします。
3連複 1=2=3
この場合、1号艇、2号艇、3号艇の3艇がすべて3着以内に入れば的中です。
3艇の着順は問いません。
次の結果は、すべて同じ「1=2=3」の3連複で的中します。
- 1着1号艇、2着2号艇、3着3号艇
- 1着1号艇、2着3号艇、3着2号艇
- 1着2号艇、2着1号艇、3着3号艇
- 1着2号艇、2着3号艇、3着1号艇
- 1着3号艇、2着1号艇、3着2号艇
- 1着3号艇、2着2号艇、3着1号艇
3連単では別々の6通りになる結果が、3連複では1つの買い目になります。
ボートレースにおける3連複の全組み合わせは20通りです。
着順を当てる必要がないため、3連単と比べると買い目を考えやすい舟券です。
ただし、選んだ3艇のうち1艇でも3着以内に入らなければ外れます。
3連単と3連複の違い
3連単と3連複の主な違いをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | 3連単 | 3連複 |
|---|---|---|
| 的中条件 | 1着から3着までを着順どおりに当てる | 3着以内に入る3艇を順不同で当てる |
| 買い目の表示例 | 1-2-3 | 1=2=3 |
| 6艇での全組み合わせ | 120通り | 20通り |
| 当てやすさ | 比較的難しい | 3連単より当てやすい |
| 配当 | 高くなる場合が多い | 3連単より低くなる場合が多い |
3連単は着順まで予想するため、買い目を細かく分ける必要があります。
3連複は3艇を選ぶだけなので、同じ3艇を対象にする場合は購入点数を抑えやすくなります。
ただし、3連複だから簡単に当たるという意味ではありません。
20通りの中から、3着以内に入る3艇を正しく選ぶ必要があります。
購入点数と購入金額の違い
舟券を購入するときは、当たりやすさだけでなく、購入点数にも注意が必要です。
例えば、1号艇、2号艇、3号艇の3艇について、すべての着順を3連単で購入すると6点になります。
1点100円なら、購入金額は600円です。
同じ3艇を3連複で購入する場合は「1=2=3」の1点です。
1点100円なら、購入金額は100円です。
| 買い方 | 購入点数 | 1点100円の場合 |
|---|---|---|
| 3連単で3艇の全順序を購入 | 6点 | 600円 |
| 3連複で同じ3艇を購入 | 1点 | 100円 |
3連単でも、着順を1通りに絞れば100円で購入できます。
しかし、当たる可能性を上げるために買い目を増やすと、その分だけ購入金額も増えます。
的中しても払戻金が購入金額を下回れば、収支はマイナスです。
そのため、舟券を選ぶときは、的中率だけでなく、購入点数、投資額、オッズ、回収率を一緒に考える必要があります。
3連単が向いている考え方
3連単は、1着から3着までの順位を明確に予想したい場合に使われます。
例えば、次のように考えている場合です。
- 1号艇が1着になる可能性が高い
- 2着は2号艇が有力
- 3着は3号艇と4号艇を候補にする
この場合、買い目は次のようになります。
- 1-2-3
- 1-2-4
着順を絞ることができれば、少ない点数で高い配当を狙える可能性があります。
一方で、2着と3着が入れ替わるだけでも外れます。
予想する艇だけでなく、各艇が何着になるのかまで考える必要があります。
3連複が向いている考え方
3連複は、上位に入りそうな3艇は予想できても、着順までは決めにくい場合に使われます。
例えば、1号艇、2号艇、3号艇が上位3艇になりそうだと考えているものの、2着と3着の順番には自信がない場合です。
この場合、「1=2=3」の3連複なら、3艇の順番が入れ替わっても的中します。
3連単よりも購入点数を抑えやすいため、着順の予想に自信がないときの選択肢になります。
ただし、3連複でも買い目を増やしすぎれば、購入金額は大きくなります。
例えば、複数の組み合わせを購入すれば、その数だけ投資額が増えます。
3連複を選んだから必ず利益が出るわけではありません。
初心者が注意したいこと
3連単と3連複を購入するときは、次の点に注意が必要です。
的中と利益は同じではない
舟券が的中しても、購入金額より払戻金が少なければ収支はマイナスです。
複数の買い目を購入する場合は、当たった1点の払戻金だけでなく、外れた買い目を含めた投資総額で考える必要があります。
買い目を増やしすぎない
買い目を増やせば、的中する可能性は上がります。
しかし、購入金額も同時に増えます。
「当てたい」という理由だけで買い目を増やすと、的中しても利益が残らない場合があります。
オッズを確認する
同じ券種でも、組み合わせによってオッズは異なります。
購入前には、的中した場合にどの程度の払戻金になるのかを確認することが大切です。
オッズは締切まで変動するため、購入時点の表示だけで最終的な払戻金が確定するわけではありません。
無理のない金額で購入する
舟券には必ず外れる可能性があります。
生活費や必要な資金を使わず、事前に決めた範囲で購入することが重要です。
負けた金額を取り戻すために購入額を増やすと、損失がさらに大きくなる可能性があります。
現在のボートレースAIが3連複を使う理由
現在開発しているボートレースAIは、出走する6艇を評価し、スコアの高い順に予想順位を作ります。
現在の検証では、AIが予想した上位3艇を使った3連複を採用しています。
AIが予想した1位、2位、3位の艇が、実際の上位3艇に入れば、着順が入れ替わっても的中する買い方です。
3連単の場合は、AIが上位3艇を正しく選んでいても、着順が1か所入れ替わるだけで外れます。
まずは、AIが上位3艇を選ぶ能力を舟券戦略として検証するため、3連複を使っています。
ただし、3連複を採用すれば必ず回収率が高くなるわけではありません。
人気のある3艇を選んだ場合は配当が低くなることがあります。
購入するレースの選び方、オッズ、購入点数を含めて検証する必要があります。
このブログでは、的中数だけでなく、投資額、払戻額、収支、回収率も記録していきます。
まとめ
3連単と3連複は、どちらも1着から3着までに入る3艇を予想する舟券です。
違いは、着順まで当てる必要があるかどうかです。
- 3連単は、1着、2着、3着を着順どおりに当てる
- 3連複は、3着以内に入る3艇を順不同で当てる
- 同じ3艇を選んだ場合、3連単は6通り、3連複は1通り
- 3連単は高い配当を期待できる一方、着順まで当てる必要がある
- 3連複は購入点数を抑えやすいが、必ず利益が出るわけではない
初心者の方は、当たりやすさだけでなく、購入点数と投資額の違いも確認することが大切です。
どの舟券を選ぶ場合でも、的中率だけではなく、最終的な回収率まで含めて判断する必要があります。
現在開発しているボートレースAIでは、予想上位3艇を使った3連複を検証しています。
今後も、良い結果だけでなく、外れた結果や回収率を含めて公開していきます。
券種を選ぶときは、オッズの見方と払戻金の計算方法も確認すると、購入金額とのバランスを考えやすくなります。
的中しても損失になるケースを避けるためには、トリガミの意味を知っておくことも大切です。
初心者が舟券を選ぶ前に押さえたい全体の流れは、ボートレース予想の基本で紹介しています。


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