ボートレースAIの正式Forward再開に向けた準備が、いよいよ最終確認の段階まで進んできました。
今回の大きな進捗は、正式再開前の確認運転として行っていたSHADOW運用で、安定運用3/3を達成したことです。
ただし、現時点ではまだ正式Forwardを再開したわけではありません。
現在は、安全条件を満たした日にACTIVEへ切り替えるための最終確認段階です。
SHADOW運用とは?
SHADOW運用は、本番とほぼ同じ流れでシステムを動かしながら、結果を正式なForward成績には入れない確認運転です。
決められた時刻に自動起動し、必要なデータを取得し、予想判定・保存・監査まで安全に完了できるかを確認しています。
本番再開前に、実際の運用に近い条件で問題がないかを見るための期間です。
安定運用3/3を達成
今回、有効なSHADOW運用として確認できたのは次の3レースです。
- 8月31日 下関12R
- 9月2日 大村12R
- 9月3日 大村12R
3件すべてで、人が途中操作をすることなく自然起動し、予定していた判定時間内に処理を完了しました。
さらに、予想保存後の監査、バックアップ、データベースの整合性確認まで正常に完了しています。
そして重要なのが、この3件を正式Forwardの成績には混ぜていないことです。
SHADOWはあくまで確認運転なので、本番成績とは分けて管理しています。
予想できない日は無理に作らない
今回のSHADOW運用では、必要な直前情報がまだ公開されていない日もありました。
9月1日と9月4日の大村12Rでは、正式な取得時点で予想に必要な情報が揃っていませんでした。
9月4日は、展示タイムもスタート展示も6艇すべて未公開の状態でした。
この場合、システムは予想を無理に作りません。
- スコア計算をしない
- AI順位を作らない
- 買い目を作らない
- 後から結果を見て予想を補完しない
そのまま欠測として安全に終了します。
これは「SKIP」とは違います。
SKIPは予想を作ったうえで購入条件に届かなかった場合ですが、今回は予想に必要な情報自体が揃っておらず、予想そのものが成立していないためです。
現在のSHADOW集計は、
- 有効run:3
- 安全な欠測:2
- システム故障:0
となっています。
正式再開前の安全確認も進めた
安定運用3/3を達成したあとも、すぐに正式運用へ切り替えたわけではありません。
過去のテストで作成した自動実行設定を整理し、将来誤って起動しない状態にしました。
また、SHADOW中の結果と正式運用後の成績が混ざらないことや、異常が起きた場合に安全に停止できることも確認しています。
ACTIVEへの切替についても、バックアップや事前確認を含めて一つの正式な手順で行えるところまで準備しました。
細かな技術部分については、正式再開後にあらためて開発記事として整理する予定です。
なぜ、まだACTIVEにしていないのか
ここまで準備ができているなら、すぐに正式Forwardを再開してもよさそうに見えます。
しかし、ACTIVEへの切替は、その日の自動処理が始まる前に安全条件をすべて満たしている場合だけ行うルールにしています。
9月4日と9月5日は、確認した時点ですでにその日の処理が始まっていたため、切替を見送りました。
これはシステム故障による見送りではありません。
運用の途中で状態を切り替えないための安全判断です。
現在はACTIVE切替前の最終確認段階
現在の状態をまとめると、
- SHADOW安定運用3/3:完了
- 安全な欠測処理:確認済み
- システム故障:0
- テスト結果と正式成績の分離:確認済み
- 異常時の安全停止:確認済み
- ACTIVE切替手順:確認済み
というところまで進んでいます。
ただし、ACTIVEはまだ開始していません。
正式Forward再開と書けるのは、安全条件を満たした日にACTIVEへの切替が完了してからです。
まとめ
今回、正式Forward再開前のSHADOW運用で安定運用3/3を達成しました。
同時に、必要な情報が揃わない日は無理に予想せず、安全に欠測として終了できることも確認できました。
現在は、安全なタイミングでACTIVEへ切り替えるための最終確認段階です。
次の大きな節目は、実際にACTIVE移行が成功し、正式Forwardが再開したときになります。
ここまで来たからこそ、最後も急がず、安全条件を満たした状態で正式再開へ進めます。
前回は、正式Forward時点で公式データが未公開だったケースを検証しました。
前回の記事:AI予想できない日もある?公式データの公開遅延を検証しました|開発日記⑥
次回は、SHADOWから正式Forward再開へ進むまでのACTIVE移行をまとめています。


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