ボートレースの決まり手の中でも、動きが少し分かりにくいのが「まくり差し」です。
一般に、まくり差しは外から攻めた艇が、先行艇との位置関係を見ながら内側へ入り、前へ抜けていく決まり手です。
この記事では、まず一般的な「まくり差し」の特徴を整理したうえで、実際のレース映像で確認できた3号艇の位置関係の変化を3コマで見ていきます。
図解は「典型的な軌道」を描き直したものではありません。実映像で確認できた艇位置・船首方向・前後関係を正本として使用しています。
決まり手全体を先に確認したい方は、ボートレースの決まり手とは?もあわせてご覧ください。
まくり差しとは?
まくり差しとは、外から攻めた艇が、先行艇との位置関係を見ながら内側のコースへ入り、前へ抜けていく決まり手です。
単純に外側から先頭艇を包み込むように先行する「まくり」とは異なり、途中で内側のコースを使う点が特徴です。
また、「差し」とも動きの入り方が異なります。
ただし、実際のレースでは艇同士の距離や角度、ターンの入り方が毎回同じになるわけではありません。以下では、一般論を図に当てはめるのではなく、今回の実映像で確認できた事実だけを見ていきます。
実際のレース映像で確認した3コマ
今回の図解では、3号艇が「まくり差し」で1着となった実際のレース映像をもとにしています。
3枚とも、艇の位置・向き・前後関係を映像から確認して作成しています。見えていないターンマークや軌道を想像で補ってはいません。

① 進入前|各艇の位置関係を確認
最初の場面では、3号艇を含む各艇がターンへ向かう途中の位置関係を確認できます。
このフレームでは、物理的な1マークは画面内に映っていません。
そのため、マーク位置を想像して軌道を補うのではなく、映像で確認できる艇本体の位置と向きだけを見ます。
② 核心|3号艇の位置関係が変化する場面
次の場面では、3号艇が先行艇との位置関係を変えながら前へ進んでいく様子を確認できます。
ここでは物理的なターンマークも画面内で確認できます。
一般的な「まくり差し」の説明では内側へ入る動きが重要ですが、図解そのものは一般論に合わせて描き直さず、このフレームで実際に確認できた艇位置をそのまま使っています。
③ 出口側|3号艇が1号艇より前へ出る
3枚目では、3号艇が1号艇より前へ出ていることを確認できます。
各艇の船首は画面左方向を向いており、物理的なターンマークは画面右下端に一部だけ見えています。
ここでも、マーク全体や艇の軌道を補完せず、映像で確認できた位置関係だけを正本としています。
「まくり」と「まくり差し」の違い
「まくり」と「まくり差し」は、どちらも外側の艇が攻める点では似ています。
まくりは、外から攻めて内側の艇を包み込むように前へ出る決まり手です。
一方のまくり差しは、外から攻めながら、途中で内側のコースを使って前へ抜けます。
レース映像を見るときは、単に「外の艇が前へ出たか」だけでなく、ターン中に艇同士の位置関係がどう変わったかを見ることが大切です。
「差し」と「まくり差し」の違い
差しは、先行艇がターンした内側のスペースを狙って入っていく決まり手です。
まくり差しは、外側から攻める動きが加わる点が大きな違いです。
ただし、実際の艇の軌道や角度はレースごとに異なるため、映像を見るときは決まり手の一般的な説明だけで判断せず、艇本体の位置関係を順番に追うのが分かりやすいです。
まくり差しを見るときのポイント
レース映像を見るときは、次の3点に注目すると分かりやすくなります。
- 外側から攻める艇がどの位置からターンへ入るか
- ターン中に先行艇との内外・前後関係がどう変化するか
- 出口側でどの艇が前へ出ているか
特に重要なのは、引き波ではなく艇本体の位置と船首方向を見ることです。
まとめ
まくり差しは、一般には外から攻める動きと、内側のコースを使って前へ抜ける動きを組み合わせた決まり手です。
今回の図解では、その一般的な説明に合わせて艇を描き直すのではなく、実際のレース映像で確認できた3号艇の位置変化をそのまま使いました。
① 進入前の位置関係を確認
→ ② ターン中の位置関係の変化を確認
→ ③ 3号艇が1号艇より前へ出たことを確認
という順に見ると、実映像と図解を対応させながら理解しやすくなります。
ほかの決まり手も確認したい方は、ボートレースの決まり手一覧からご覧ください。イン逃げの基本は「逃げ」とは?で解説しています。


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