モーター2連対率とは、そのモーターが過去のレースで1着または2着に入った割合です。数字が高いほど好成績の傾向ですが、それだけで舟券を決めません。
まずは、①同じレースの6艇で比べる、②使用回数を確認する、③当日の展示と合わせる、の3つを順に見ます。
この記事では、モーター2連対率の意味や見方、初心者が予想でどのように活用すればよいのかを分かりやすく解説します。
モーターとは?
ボートレースでは、選手は自分専用のモーターを使うわけではありません。
開催節ごとに抽選でモーターが割り当てられ、そのモーターを整備しながらレースを戦います。
つまり、同じ選手でも抽選によって良いモーターを引くこともあれば、調子の悪いモーターになることもあります。
そのため、選手の実力だけでなく、モーターの状態もレース結果に影響します。
2連対率とは?
2連対率とは、そのモーターが過去のレースで1着または2着に入った割合です。
例えば、
- 使用回数:50回
- 1着:10回
- 2着:10回
だった場合、
(10+10)÷50=40%
となり、2連対率は40%になります。
数字が高いほど、そのモーターは好成績を残していることになります。
数字が高いほど有利?
一般的には、2連対率が高いモーターほど期待できます。
例えば、
- 50%以上:非常に良いモーター
- 40%前後:比較的良い
- 30%前後:平均的
- 20%以下:やや苦戦
というイメージです。
ただし、これはあくまで目安です。
走った回数が少ないモーターには注意
モーターの使用開始直後など、まだ走った回数が少ない場合は注意が必要です。
例えば、数レースだけ好成績を残すと、実際の性能以上に2連対率が高く見えることがあります。反対に、使用開始直後に成績が振るわなければ、実際より低く表示されることもあります。
そのため、2連対率を見るときは、数値だけでなく、これまでにどの程度使われているモーターなのかも確認することが大切です。
モーターだけでは決まらない
初心者がよく勘違いするのが、
「モーター2連対率が一番高いから勝つ」
という考え方です。
実際には、
- 選手の実力
- スタート力
- 枠番
- 当日の展示航走
- 水面状況
など、多くの要素が組み合わさって結果が決まります。
そのため、モーター2連対率だけで舟券を買うのはおすすめできません。
展示航走と合わせて見る
モーターの調子は、展示航走でもある程度確認できます。
例えば、
- 直線でよく伸びている
- ターン後の加速が良い
- 他艇に下がらない
といった動きを見せていれば、数字だけでは分からない「当日の状態」が見えてきます。
反対に、2連対率が高くても展示で動きが悪ければ、過信は禁物です。
モーター2連対率は、これまでの通算成績です。
しかし、選手が整備やプロペラ調整を行うことで、開催の途中から動きが良くなることがあります。
通算の2連対率が低くても、今節の着順が上向いている場合や、展示航走で良い動きを見せている場合は、すぐに評価を下げない方がよいケースもあります。
反対に、2連対率が高くても、直近の動きや展示気配が悪ければ注意が必要です。
展示航走の見方を初心者向けに解説した記事も、レース直前の気配を確認する参考になります。
同じレースを走る6艇で比較する
モーター2連対率は、単独の数値だけでなく、同じレースを走る6艇の中で比較することも重要です。
例えば、1号艇が38%でも、ほかの5艇が30%前後であれば、モーター面では比較的良いと考えられます。
一方、1号艇が40%でも、ほかに50%を超えるモーターがあれば、1号艇が大きく優れているとは限りません。
出走表を見るときは、「40%だから良い」と決めつけず、6艇の中で何番目なのかを確認しましょう。
6艇を比べるときの実例
例えば、1号艇が38%で、ほかの5艇が30%前後なら、1号艇のモーターはそのレースの中では比較的良いと考えやすくなります。
一方で、1号艇が40%でも、ほかに50%を超えるモーターが複数あれば、1号艇が大きく優れているとは限りません。大切なのは「何%か」だけではなく、6艇の中でどの位置にあるかです。
さらに、使用回数が少ないモーターなら数値の振れも確認し、展示での動きと食い違っていないかを見ます。
初心者が確認する順番
- モーター2連対率を6艇で比較する
- 使用回数が少ないモーターではないか確認する
- 今節の着順や展示での動きを見る
- 枠番、選手成績、スタートの傾向も確認する
- 一つの数字だけで舟券を決めない
出走表の基本項目は、出走表の見方を初心者向けに解説した記事で確認できます。
当日の直前気配は、展示タイムの見方を初心者向けに解説した記事や、スタートタイミング(ST)の初心者向け解説と合わせて見ると整理しやすくなります。
全国の過去成績と今節気配は別物
モーター2連対率は、そのモーターがこれまで残してきた成績をまとめた数字です。一方、予想するときに知りたいのは「今日、そのモーターがどの程度動いているか」でもあります。
過去に良い選手が多く乗っていた、整備や調整で状態が変わった、今節の水面やコース条件が異なる、といった事情もあります。高い数字はプラス材料ですが、それだけで買いと判断するのは危険です。
過去の数字と、今節の着順・展示で見える現在の気配を分けて確認しましょう。
展示タイムと一緒に見る
モーター2連対率と展示タイムが同じ方向を示しているかを見ると、数字を整理しやすくなります。
パターンA:過去数字も展示も良い
2連対率が高く、展示タイムや展示での動きも良い場合は、過去の成績と当日の気配が一致している可能性があります。
パターンB:過去数字は良いが展示は平凡
2連対率が高くても、展示タイムが平凡で動きも目立たないなら、過去の数字だけを理由に評価しすぎません。
パターンC:過去数字は目立たないが展示は良い
2連対率が低めでも、展示で良い動きを見せている場合は、数字だけで消さない方がよいケースがあります。
これは的中を保証する評価ではなく、複数材料を比べるための考え方です。
仮想例で6艇を横並びに見る
例えば説明用の仮想例として、1号艇45%、2号艇32%、3号艇41%、4号艇28%、5号艇38%、6号艇30%という並びを考えます。
この場合、1号艇が最も高く、3号艇も比較的高いことは分かります。ただし、この数字だけで1号艇を本命と決めるのではなく、選手、コース、今節気配、展示との一致を確認します。
出走表ではここを一緒に見る
モーター2連対率を見るときは、次の項目も一緒に確認すると判断しやすくなります。
- 枠番
- 全国勝率
- 当地勝率
- F・L回数
- 平均スタートタイミング(平均ST)
- 展示航走
一つの数字だけを見るのではなく、複数の情報を組み合わせることが大切です。
初心者向けの見方
最初のうちは、細かい数字を比較する必要はありません。
例えば、
- 極端に高いモーターなら注目する
- 極端に低いモーターなら慎重に考える
- 数字が近いなら他の情報を優先する
このくらいの考え方で十分です。
経験を積むにつれて、展示航走や整備情報も合わせて判断できるようになります。
まとめ
モーター2連対率は、そのモーターの過去の成績を表す大切な指標です。
しかし、数字だけで勝敗が決まるわけではありません。
初心者のうちは、
- モーター2連対率
- 選手の実力
- 枠番
- 展示航走
この4つを一緒に見ることを意識すると、予想の精度を少しずつ高めることができます。
まずは「高い数字だから買う」ではなく、「他の情報と合わせて判断する」という考え方を身につけていきましょう。

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